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導入部

ギター奏者の手

私がはじめてギターに触れたのは7歳の時でした。その頃は「弾くこと」とギターはほとんど同義語でした。

しかし1960年代は、誰であろうとセゴビアの強力な影響から逃れられることはできませんでした。すべてにおいて、ギターはこう構えるべき、弦はこうはじくべき、爪はこう削るべき、フレーズはこう弾くべきなどなどの言葉が基準になっていたのです。私自身はセゴビアの弟子でしたので、自分独自のギターの世界を見つけることは更に困難でした。

私たちには人生の第一歩を踏み出すときに手本が必要です。ギターの指導者を得ることは大切なことです・・・ 良い指導者を得ることは極めて大切になります。

長い時間がかかって、最良の指導者とは自分にとって自然で、個性的な独自の演奏法に導いてくれる人だという認識に達しました。

理想とする、ある「ギタリスト」の手本をまねするということは、その手本と同レベルまたは近いレベルで演奏できるようになることだということを、しっかりと理解してください。「ギターは私の弾くように弾くべきだ」と言えるほど完璧なギタリストには未だにお目にかかったことはありません。

それなのに、なぜ真似することに腐心するのでしょうか。その理由は、良い教師に出会う、良い機会に恵まれなかったからなのです。

この有名な3人の無比なギタリストの右手の形と右手の位置を観察してください・・・

セゴビア
A.セゴビア
クリストファー
C.パークニング
タレガ
F.タレガ

一瞥しただけで、彼らにはほとんど共通する点がないことがお分かりになるでしょう・・・確かに、彼らの演奏は単純に美しい。けれども私達は同時に、自分の音楽的趣向や好みを持っています・・・私はセゴビアの演奏が大好きですが・・・間違いありません・・・けれどもやっぱり、あんなふうに左手で雑音を出しまくって欲しくはありません・・・それにパークニングには・・・いえそれはあなたが決めることです。

しばしば思うことですが、これらの巨匠たちの演奏の秘訣は、ギターというものをそれ程「シリアスに」考えていないことにあります・・・つまりあなたの弾き方を極めること、なのだと。結局のところ、問題解決するための聖書など存在しないのです。巨匠たちの声は神の声ではなく彼ら自身の声にすぎないのです。偉大なる教えをお伝えしましょう。「教師の助けを借りて、あなた自身の声を見つけることです」

私は20年以上パラグアイで暮らしています。ここでは90パーセント以上のギター奏者が独学でギターを学んだ民俗奏者です。彼らが非常に奇妙なフレーズを彼らなりに処理しているのを目にすると、いつも驚かされます。彼らは、私達が失ったり怠ってきた部分を(あえて望んではいないのですが)体現しているのではないかとしばしば思うのです。

Eメールやゲストブックであなたのご感想を残して下さるようお願いします。あなたがこれらのページを訪れて下さった記録を残す最良の方法ですし、何よりも私が幸福な気持ちになれるのですから。

ギターのテクニック

私がギターのテクニックについて考える時、ある特定の結果を得るための機械的な方法だけではなく、もっと幅広い概念として考えています。私たちのテクニックは常に変化していること、現代風に言えば、アップグレードしていることを忘れないで下さい。伝統的なギター・メソッドを見れば、どれもがテクニックを静的に、距離を置いて、非音楽的に、独善的に扱っていることがわかるでしょう。何より最悪なのは、ギター・レパートリーのどの曲にこれらのエクササイズが適用されるのか分からないことです。

実際問題、大半のギター・メソッドには異常なほど退屈な練習課題が並んでいます。あるスキルを身に付ける唯一の方法は、あたかも「苦い薬を飲み込むしかない」と言わんばかりです。時代は常に変化し、日々の生活に追いつくのに精一杯な今日のギタリストにとっては――大部分の時間は確実に「通常の」仕事に費やされてしまうので――練習にひねり出せる僅かな時間がこんなひどい響きの非音楽的なエクササイズに浪費されてしまうことほど馬鹿げた話はないでしょう。

音楽や愛奏曲のことを考えるならば、もっと現代的に考えるのです。あらゆる技術的困難をカバーするようなメソッドはこの世に存在しないのですから――すべての技術的困難を克服しようなどとは考えないで、練習中の曲に直接含まれるものだけに焦点を絞って――ぜひ弾けるようになりたい曲に目標を見据えるようにしましょう・・・これからは、曲の練習を通じて、自分の音楽表現とテクニックを作り上げるのです。アベル・カルレバーロの「ギター・マスター・クラス」シリーズはこの考え方に基づいて書かれています。そしてこのサイトのマスター・クラスは、カルレバーロの考えを基にしています。あなたが練習したいと思う曲の中に技術的な課題を見つけて、それを克服するあなた独自のエクササイズを作るのです。次のビデオでは、マンゴレの「大聖堂」の技術的課題を例に、この考え方を示しています。

これも大事なことですが、ギターのレパートリーに初心者向け、中級者向け、上級者向けといった区分けは存在しません。ただ「この曲が好きか、嫌いか」だけでしかないのです。これが真実です。

リアル・オーディオを使って、私の言わんとすることをお見せしましょう。オンラインでどうやって曲を学び、どういうプロセスを経るのかもお見せしましょう(マンゴレのマスタークラスセクションで、練習プロセスを見ることができます)。

友人に教える

はスペインのギター・コンクールへの準備をしています(1997年春のことです)。そしてちょうど今、楽譜を受け取ったところです。私はあなたに練習の過程を説明しようとしています。第1予選の課題曲はホアキン・トゥリーナの「タレガ讃 "Homenaje a Tarrega"」です(なんて典型的なんでしょう。コンクールは「曲を演奏する」場ではないということです)。

表紙をめくって、最初の2曲を見ます。ギャロップとアレグレット。さて・・・この曲のCDがあったか探してみるか・・・有ったあった。ジュリアン・ブリームのとジョン・ウィリアムスのだ。曲を練習する前に演奏が聞けるのはとても助かります。特に以前聴いたことがない曲に関しては。そこで演奏を聴きながら、楽譜を目の前に広げて、演奏者がこの曲をどう「解釈」しているのか調べます。

わたし的には、ブリームの演奏の方が断然好きです。生き生きしていて、いい演奏をしています。チャレンジ精神旺盛・・・今回は幸運でした。コンクールの曲といったらいつもではないものの、酷いものですから。少なくともこの課題はマトモです。

音楽家にとって最も大事なことは、その人の音質です。テクニックを磨く過程で、この演奏で最も重要な要素に注意を向けることを忘れてはなりません。音に集中するならば、テクニックはこの鍵となる要素と共に伸びていくと断言できます。クラシック・ギターの独特さは、その音質や発音が指と爪に肉体的に関連しているという事実に拠っていることを心に留めてください。私達は鍵盤も弓も装置も使わずに、私たち自身の肉体で音を作り出しているのです。なんと素晴らしいことでしょう。

別の言い方をするならば、私たちのテクニックは新しい曲を練習するたびに自然と改造されていくのです。私達にこれで必要十分というセゴビア・テクニック、カルレバーロ・テクニック、タレガやリョベートのテクニックといったものは存在しないのです(これに引き続いてテクニックの「秘密」を学んでください)。私達は「自分のテクニック」を使う、と言わねばなりません。巨匠たちが音作りのある面について語ったことを理解しようとすることは賢明なことです。けれども、私達は個性を持つべきですし、行間を読んで、どれがどのように最適に使えるのかをそれぞれの面から再検証できる忍耐強さも必要なのです。同時に、あなたが完全に新しいものを作り出してよいのだということを信じましょう。

エリオット・フィスクのマスター・クラスのことは忘れられません。彼は誇らしげに左手の小指を皆に見せました・・・なんと「薬指」と同じ長さだったのです。彼にとってごく自然な運指で弾ける楽句が、私たちには到底無理なことは明らかでした。私が言わんとすることは、こういうことなのです。

私たちは音楽的に考え、そして自問せねばなりません。「この結果を得るために、この自分の手ですべきことは何だろう」かと。

弦をアタックする過程

上の連続写真では、指をどうやって弦に接触させるかを示しています(1)。弦に圧力がかけられ、弦は指肉と爪の間に保持されています(プランティング)。奏者は肉の部分に弦を感じます(2)。必要な音量が得られるまでの適正な圧力がかけられ、弦が開放されます(3&4)。この手順が行われる際の角度によって音色が決定されます。

アニメーション

(動画が再生されるまで数秒かかることがあります)

いま目の前に夢の曲(是非弾きたいと願っている曲)の楽譜を広げていると仮定してみましょう。それは「タレガ賛」でも他のどんな曲でもかまいません・・・次にやるべき事は、鉛筆と消しゴムを用意することです。これが私たちの問題を解決してくれる最強の武器となるからです。初めの部分、終わりの部分、どの部分から観察を始めても構いません・・・私は一番好きな部分から見始めることも多いのです。この段階では、曲をきちんと弾くことは二の次です。
最初の小節の数音を観察してみましょう。右手と左手の運指を考えてみます。けれども、それはあくまでも仮のものであると考えて下さい。

トゥリーナの曲の最初の数音は、Aコードでつま弾かれ、16分音符が6個続いて、2小節目のAコードにつながっています。この部分を観察して、次のことを決めねばなりません。

1-自分にとって一番良い左指の押さえ方。すぐに思い浮かぶ可能性としては・・・

ギター・テクニック:2

カルレバーロのテクニック

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